2016年6月10日金曜日

ショートターム


親から虐待を受ける子供とそれを保護する施設で起きるヒューマン映画。

こうしてブログを書こうと思う作品に出会いました。

邦画では実話がモチーフの『誰も知らない』を思い出します。虐待と一言でいっても暴力だけではありません。こちらは子育て放棄のお話。救いようのない映画にどんよりとしました。
洋画では『メイジーの瞳』でしょうか、両親共、愛してる!愛してる!と言ってるくせに結局自分たちの都合だけで子供をたらい回しに・・・
それでも親を愛す子供に涙しました。

今回はお涙頂戴映画ではありません。
今を生きる私達が考えないといけない身の回りのこと、家族のあり方や社会の役割を再認識させてくれる映画です。



http://shortterm12.jp/introduction/




ここからあらすじ含みます。ご注意下さい!
『ショートターム』
映画のここが凄いところ!
構成的には冒頭とラストシーンが同じ様な構図にわざわざしてある。意図的に対比させるためだと思いますが。
喚きながら発狂して裸で施設から脱走する少年ではじまります。ラストシーンは同じ少年が施設からアメリカの国旗をマント代わりにして笑顔で走っていく、捕まるこなく方向転換して職員たちと戯れるような映像であり明るい未来への希望を感じた。
もっと凄いなと思ったところはその少年のエピソードは劇中人形一個を新人の職員が掃除中見つけ返してもらうだけしか描かれていないところだ。
それでも変化をするんだ!というメッセージである。出来事の重要度では無いことをはっきりと伝えていた。

さて私の言いたいことの続きです。
虐待を受けた子供たちは会話で多くを語れなくなっている、歌にしたり物語にしたりと。

劇中でもタコのニーナの物語が出てくる。子供の作り話である。友達の作り方を知らないタコがいます。サメが友達になるには足の一本でいいよと言います。タコは沢山ある足の一本くらいいいやとサメにあげます。最後には全部欲しいと言い出します。食べるところが無くなったサメは新しい友だちを探しにどこかへ行ってしまいます。

もし自分の子供の友だちにこんなサメ友達がいたらゾッとしますね。
それが友達ではなく親だったら・・・と思うと計り知れない心の傷だと思います。

言葉って便利だけど本心かどうかは正直わかりません。
心の中を覗けないので誰にもわからない。そうゆう部分に傷ついた子供たちはすごく敏感になっているんだと思います。
でも人間って結局相手を信じて生きていかないといけない。

心に傷を付けるのも癒やすのも自分の周りの人。

それ故、多かれ少なかれ人は心に傷を抱えながら生きている。

大事なことは寄り添ってくれる人、気にかけてくれる人に救われているという実感。

誰かと寄り添って生きていく喜び。

その誰かが親や大事な人であって欲しいと願うばかりです。


地域の方に心を込めて健康づくりをお手伝い


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