2016年1月27日水曜日

社会の一員として

今日は橋口監督最新作『恋人たち』の公開記念として書いてみようと思います。

長野県では長野ロキシー(1月30日より)しか上映ありません、是非松本平でも公開を・・・寂しすぎます。観に行きたいな~

公式サイト
http://koibitotachi.com/

~今を生きるすべての人に贈る絶望と再生の物語~

『ぐるりのこと。』からもう7年ですか~とても気になっています。

昨今小説やコミックばかりが映画化になっていますが、たまには魂のこもったオリジナル作品も見てみませんか?

早速ですが、復習も兼ねて前作『ぐるりのこと。』について今更ですが書いてみようと思いました。

私が映画好きなことはご存知かと思いますが、この作品もDVD買って何度と観ているひとつです。

まずはぐるりのこと。の主題歌でも聞いていただきながらどうぞ。

素敵な曲です。




ざっくり言えば夫婦の10年間を描いたもので、そのぐるりのお話、お隣の夫婦を垣間見ている感覚がとても気持ちいい。

でも長野県人ならぐるりじゃなくって『ぐるわ』でしょ~笑
とツッコミ入れながら観たんですが、最初に観た時はピントきませんでした。感動して終わるでもなく、心に何か突き刺さる感覚でもありませんでしたが、なんか心の奥深いそっこのところに言葉にはできない何かが溜まった感覚でした。

それを自分の中で言葉にしたいと思って何度と見直しているわけです。

ジャケット写真は金屏風の前で二人私服で撮ったもの、ささやかながら幸せを感じるいい写真です。







あらすじは しっかり者の翔子と時代に流されながら生きているカナオ、結婚式も挙げず、できちゃった婚でごくごく普通な生活を送っています。
カナオの門限は22時(笑)夜の営みは週3回と決められている。(笑)
違う穴に攻めて翔子にバカって言われてます。(笑) もうカナオが愛おしくて(笑)
ここの長回しのやりとり超面白いです。こんな夫婦理想です。
くだらないことやくだらない会話の中に愛ってちりばめられていることに気づいてない夫婦ってまだまだいっぱいいると思います。
ほのぼのとして大好きなシーン。

そんな二人ですが、翔子は子供の死産をきっかけに人との関わり方がわからなくなっていき鬱状態に、カナオは紹介された法廷画家を通して人を見る眼がついてきて徐々にしっかりしていきます。最初は靴の修理屋でバイトして若い子をナンパばかりしています。

最後は二人が分かり合えるお話です。
二人で寝っ転がって天井絵を見ながら手をつなぐシーンでジーンとします。


単純に夫婦っていいなぁ~って思う部分とこの住みにくくなった社会の闇の部分が映像を通して交差して複雑な心境になります。現に死産のシーンはワンコマしかないのに法廷シーンはよくでてきます。ラストシーンも二人の幸せな部分で終わらず、法廷の絵を描く日常のシーンで終わるあたりは観た人に人との関わり方をもう一度考えてほしいという意図があると思いました。
何故ならカナオが外を見ながら『人、人、人』と呟きます。

犯罪者にも家族はいるし、被害者にも家族はいる。
どんな人でも周りの人達と接し影響しあって生きている。

みんな一生懸命生きているはずなのに・・・

なぜこんな住みにくい世の中になってしまったのだろう?

いつからいけなくなったのだろう?

これから自分たちはどうしていけばいいんだろう?

と次から次へとくる問いかけにはっきりとした答えは見つからない。


ニュースを見れば言ったもん勝ちのクレイマー事件、やったもん勝ちの横流し事件、孫が祖父母を殺したり、我が子に熱湯までかける親もいる。
いつの時代にもあった話しさと無関心を装うのは簡単だし、社会の責任にすることも簡単。
犯罪者は社会がこんな俺にした!というのだろうから。

先日も軽井沢で大きなバス事故が起きたわけですが、買い叩いたツアー会社、安く働かせる運行会社により前途有望な若い命が奪われた。そして背景にはそもそも65歳の人が長距離運転の仕事をしないと生活が成り立たないという現実。非常に闇は深い。


人と人とのつながりや関わり方で社会は作られている以上そこから見直していかなくてはいけないことは理解できる。
住み良い社会つくりは私達一人ひとりがまず意識することから始めなければいけないのだ。

めんどうくさいけどぐるりの人としっかり対面してお付き合いしていこうと思います。
と、同時に健康のお手伝いもさせてくださいね。(宣伝すいません 笑)

みなさんも立ち止まってぐるりと見てみませんか?新しい気付きがあるかもしれませんよ。
そんな人との関わり方について色々感じる映画の紹介でした。


地域の方に心を込めて健康づくりをお手伝い


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